弊社のハウスを利用していただいている会社の社長様が被災地に救援物資を届けるのでハウスを貸してほしいとのご依頼があり、在庫のハウスで利用できるという事なのでお貸しする事になりました。その社長さんは頻繁に物資を届けているとのことで、なにもできない、またしていない私は、社長にお願いして連れて行ってもらう事になりました。たいした力にもなりませんが、トラックの運転をさせていただきました。
初めてみる被災の現状は、ニュース映像とは段違いの悲惨さをかいま見せてくれました。足手まといにならないようにと物資の配布などを手伝わせていただきました。被災者のひとは、やはりニュースで見聞きしたように我慢強く、お渡しした品物も遠慮がちに受け取ってくれて、お礼の言葉もいただきました。その活動の中心は、同行させていただいた社長さんの仕事仲間でアメリカから車を輸入して販売している若干23歳の若手社長です。震災後、彼は自分も被災しているのに、ふるさとの現状を悲しんで立ち止まるのではなく瞬時に未来に向けて行動を起こしていました。そして被災したお年寄りや子供たちに元気を配っていまし
た。彼の行動に感銘した大学の先生は財界のトップの友人にも協力を要請し、彼のもとには数々の救援物資がとどけられていました。中には、仕分けるのが大変な、袋詰めの衣類がどか〜んと届いたりもします。自分はそれをみて、救援物資も受け取る側の気持ちを考えて送ってくれればいいのにと愚痴がでてしまいます。しかし彼は、避難する前に行動している男でした。23歳の若い社長に教えられました。そして私自身が逆に元気をもらって帰ってきました。今後も機会があればなるべく被災地に足を運ぼうと思っています。
写真を何枚か撮ってきたのでグーグルのフォトアルバムのアドレスを書きます。
https://picasaweb.google.com/THECUBESTYLE/kuATl?locked=true#